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STORY

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うきは市の歴史的な町並みが残っているエリアの中心に建つこの建物は、100年のときを経ています。

菜種油と櫨(はぜ)の蝋燭を扱っていたお家で、大地主でもあったため、現代から見ても一級の材が使われている立派な住宅です。

もともとうきは市で、町の活性化に繋がる期待を込めて、「古い町並みや建物を活用しながら残していく事業をしよう」という話がありまして。

機会を同じくして、古民家を所有していた碓井さんから、「建物が長く空き家になっているので、何か街の活性化に繋がるようなことができませんか?」とご相談を受けました。

そこからいろいろな企画の提案をさせてもらって、今やっと実現してきたところです。

10歳ぐらいまでしかここにいませんでしたし、あまり昔の話は聞いたことないんですけども。1918年ぐらいにできた建物という話は聞いていました。

今回ここはホテルに変わりますが、「ただ見るだけじゃなくて人に住んでいただける」ということが本来家のあるべき姿だと思いますので、すごくいいことだなと思っています。

来た方が喜んで帰っていただけるお家に蘇っていただければと思います。

うきはという地域が二つの大きな水の力に支えられてきた街で、水がすごくキーワードなんですね。水をキーワードにしたいのと、水面の波紋が広がるようにこの取り組みが広がっていけばいいなという思いを込めて、「みなも」という名前をつけました。

今この地域自体は観光のお客さんが来たり、おしゃれなお店が増えたり、美味しいものがたくさんある良さがあります。じゃあなぜその良さがあるのか、どうやってそれが作られてきているのかまで知ってもらいたいなと思いまして。

そのため「水に支えられたうきはの営みに浸る」というコンセプトで、そこに合わせた滞在を提供しようとしています。

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